こんにちは!和田です
「半分、青い」ご覧の方はいるでしょうか
朝ドラ史上、最高に胸キュン(私調べ)で毎日が楽しみです
岐阜の山奥にある小さな商店街で育った主人公のすずめと幼馴染のりつ
物語はこの2人が高校を卒業し上京したところなのですが
昨日のおはなしでは大学に通うりつが構内で初恋の相手と偶然再会し
かふぇで「気をつけないと東京の人間でないことがバレてしまう」と2人で方言について話すシーンが印象的でした
おそらくこの方言問題、大学や就職で地元を離れた人あるあるなのでは…??
今日は、神奈川弁(世間一般的にはおそらく中居くん言葉のイメージ)エリアで育ってきた私が、
山古志で1年暮らして耳に残った長岡弁をみなさんにご紹介したいと思います★☆
(1)言葉の壁は割と低め
「お国ことば」なんていう言葉があるくらい、故郷への愛着を感じる方言が私はあたたかくて好きなのですが
「地域に根ざすためにもコミュニケーションを…!」と考える移住者にとって
知らない単語のオンパレード!はたまたこれはフランス語か、日本語か?
となってしまうくらいの地域では、なかなかに大変ですよね:-(
その点山古志は、というと言葉の壁はかなり低め!
お酒の席やおじいちゃん同士の話だとあやしい時があるかな、くらいです
あとは会話の前後や単語の意味を教えてもらったりでなんとかなります
(2)おもしろ長岡弁
ここからは長岡弁をテーマごとにご紹介!
(新潟県全域共通なのかは不明。)
五十嵐は「イカラシ」。にごらない。
ごめんください…支所に行って挨拶をするとごめんくださいの山びこが聞ける。こんにちは、くらいの意味でしょうか。
しね…しない
「そんげことしねばいいこってぇ」=そんなことしないでいいよ
絶えた…なくなった
ある時、私のペンのインクが切れたのを見て「あ、絶えた」と言ったのを聞いて、なんてセンチメンタルな人なんだろうと思ったことがあります。息が絶えた、とかそういうことではないみたいです。
おじ、おんじ…次男坊
TV番組でもとりあげられていましたね。次男坊は小さい時からおじさん
▶番外編
しゃぶら…アイスコーヒーのこと。しゃっこい(冷たい)ブラックコーヒー
山古志のほんの一部の人たちが使っている造語。
(3)かわいい長岡弁
強面の人が使ってたら愛しい、かわいいこにはもちろん使ってほしいことば
へぇ…もう
単語と単語の間でたまーに聞く「へぇ」。最初はレ・ミゼラブルの「れ」的な存在なのかと思っていましたが、調べたらきちんと意味のある単語でした。
おった…落ちた
最初聞いたときはもちろん骨を折ったのかと思い、めちゃくちゃ心配しました。
実際、階段からおって(落ちて)折った人とかいると思いますが(^_^;)
しょむ…しみこむ
料理をしているときや食事の際によく聞くことば。
EX/「この車麩味がしょんでで美味しいね」同じ意味で「染みている」を使うのも聞きますが、その場合アクセントは頭のし。
そろっと…そろそろ
同じ新潟県内でも「よろっと」を使う地域もあるみたいです
あっちゃい…暑い
▶番外編
長岡弁は「だ」が「ら」になりがちな法則があります
たとえば
~らこって…「~にきまってるじゃん!」みたいな雰囲気でしょうか
らっことか、パステル系の甘いなにかを想像します
(4)頻出単語な長岡弁
日常生活でよく聞くことば
そいが、そいの…そうなんだ
便利な相槌。相手の意見に同調するときや「そうなの!?」と聞き返したい等様々な場面で使える。使いこなせば聞き上手っぽく見えるが多用すると軽く聞こえる。
ぶちゃる…捨てる
EX/「この書類ぶちゃっておいて」
ごうぎ…すごい、大変な
EX/「雪がごうぎになってきた」
なんぎ…大変、ツライ
EX/なんぎだったね(お疲れさまの意)
だすけ…だから
Because的な意味で使う場合と、そうなんだよ!という同調の意でも使う。
いまどきの言葉でいうと「それな!」
▶番外編
めっこめし…柔らかすぎてダメなご飯
なじらて…How are you?、Would you like~? How about ~?
どうですか⁇いかがですか⁇という意味。
こもった言い方の人だと本当に「何時らて⁇」に聞こえる。
小さなことでも言葉がわからない、というのはその後の人間関係にも響いたりしますからね。
そうとは知らず失礼なことをしてしまったり、意味をはき違えて会話がかみ合わなかったり、なかなか会話に参加できずつまらない奴だと思われてしまうことだってあるかもしれません。
そういったことにこりず、言葉の壁を乗り越えたいものです