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山古志を満喫しようとお考えのみなさまへ

報道でご覧になった方も大勢いらっしゃると思いますが、記録的豪雨で大分や福岡で大きな被害がでているとのことです

雨がやんだあともゆるくなった地盤が地すべりを起こす可能性もありますから、該当地域では不安な日が続くと思います

大分は以前観光で訪れた大好きな場所なので、これからのことを思うと私もとても心配です

山古志でも大雨による土砂崩れなどがあり、TVなどでもその様子が伝えられたので

私のもとにも「ニュースで見たけど大丈夫??」というような連絡がありました

県道が土砂崩れで通行止めになり、いつもとは違った道で通勤すること以外、特に大きな変化のない日を私は過ごせています

山古志で実際に過ごしている人の感覚と、ニュース等のとりあげられ方とに若干ギャップがあるように感じたので

今回のブログでは「週末山古志に行こうと思っていたけど、TVで見て危なそうだから止めようかな」と考えている方に

1つの山古志の情報として現在の被害の様子などをお伝えしたいと思います!

まず、市道についてです。

山古志支所でお話を伺ったところ、

山古志内における市道(観光で来られる方のほとんどが使われない道)のなかでの大雨による被害は、7/6現在で16ヵ所だそうです。

道路まで土砂が流れていたり、段差ができてしまったりしているのが確認されています。

そのうち、7カ所が通行止めになっています。

市道の中には、元々山古志住民でも通るのが億劫になるほどの細い道も多いそうですが、

現在作業依頼が出されていたり復旧にめどがたっていたりする状況です。

次に県道ですが7/6現在で2カ所が通行止めや幅員減少になっています。

こちらが山古志全体の地図です(やまこし復興交流館おらたるにて配布している「やまこしガイドマップ」から拝借しました)

右上に位置する大きな集落、種苧原のカツカレーが食べられる食堂「やまびこ」や大人気アルパカ牧場などがある集落内に入る橋の手前が

土砂の影響で幅員が減少し片側通行となっています。

車で走行するのに問題はありませんが、草も伸びており見通しが悪い道ですので減速して走行してくださいね!

次に、左上に位置する虫亀では「山古志小・中学校」前の信号から「山古志地域福祉センターなごみ苑」の手前までが通行止めになっています。

15日目標に現在復旧作業中です。

信濃川をふくめ長岡市が一望できる金倉山や、ブランコから見る棚田が絶景でデートにもオススメのにこにこ広場まで行かれる場合は「山中」方面から向かわれることをオススメします。

山中方面から虫亀へ抜ける道は、一本道ですが細く勾配もきついので山古志に初めて来られる方はドキドキしながら通るかもしれません(笑)

しかし、ご安心を!!!

道中にこんなポールを発見しました

分岐点にいくつか置いてありました!いつのまに!!

ちょっとした心遣いが、山古志の土地勘がまだまだない私にはありがたかったです

今回の大雨では、カーナビばかりにたよっていた私に「道を覚えなければ…!」という強い危機感を与えてくれました。

昔は海底にあった山古志は、中越大震災の時にも地すべりなど多大な被害を及ぼしました。

昭和57年に刊行された「山古志村史」内でも、地すべりにまつわる伝説があるほど昔から地すべりが起きやすかった地形の山古志。

一本道も多く、1カ所が通行止めになると孤立してしまうような場所もあります。

有事の際、早めの避難はもちろんですが日ごろから地域の道をきちんと把握して複数の避難経路を作っておくべきだなと思いました

厳しい自然の中で、したたかに生きてきた山古志の人々に会いに来ようと検討中のみなさん

山古志は名前の通り山にある地域ですので、道も細くカーブも多いマリオカートのコースに出てきそうな山道です

あたたかくお迎えする準備はバッチリですので

県道を通られる方も、対向車に十分気をつけてのんびり安全運転でいらしてくださいね(*^_^*)

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通行止め箇所の情報は

おらたる


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