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初めての神楽南蛮づくり

おはようございます!和田です

山古志ではここ何日か激しい雨が続いています

日曜日の「やまこし夏まつり」は晴れるといいなぁ

プライベートで区長さんの畑を間借りして育てているヤーコンとは別に

実は、5月の後半から事務所の裏で「神楽南蛮」を育てています

それも200株!!!

神楽南蛮は長岡野菜の1つで、ピーマンによく似ていますが唐辛子の一種でピリ辛な味が特徴☆

山古志では味噌漬けにしてご飯の上にのっけたり、肉詰めにしてたべるのが一般的です

山古志で作る神楽南蛮は別格に辛いというのは、地域内外の人がよくいう話で

市街地でも育てていてスーパーに並んだりするようですが「山古志のなんばんを食べちゃうと、全然辛くないのよね」

なんて「おらたる」に来たお客さんがよくしてくれます。

その辛さを守るために、影響力の強い神楽南蛮を山古志では他のピーマン等の野菜と離して育てているそうです

辛くなったピーマンやナスも食べてみたい気もしますが(笑)

「もっと神楽南蛮を多くの人に知ってもらいたい」という想いから、今年作った「小太郎サイダー」

サイダーの原材料や今後の商品開発用にと始まった事務所裏での神楽南蛮づくりですが、収穫までは長い道のりでした…

①畝作り

畝作りは事務局長と荒澤隊員がしてくれました。

苗は私も常連客として大変お世話になっている山古志のコンビニ「こばやしや」の店主から買ったものです

去年も神楽南蛮を栽培した事務局長いわくイイ苗だそうです!

②苗植え

2cmくらいが埋まるように土を掘って30cm間隔で1本ずつ植えました。

200株あると植えるのだけでも大変!

5月の下旬、全国的にも高温な日が続いていた頃お昼休憩をはさみ5時間かけて全て植え終わりました

元々、浅いところで根をはる神楽南蛮ですが私の植え方が甘かったのか、3畝にむりくり200株植えて間隔が狭くなってしまったからか…

(多分、両方)根つきがかなり遅く、なかなか背丈が伸びず心配しました

③支柱と防虫剤

風から守るだけではなく、横に枝を伸ばし実の重さで倒れないように支柱を1本ずつ使いました

苗の成長を妨げない八の字の結び方は、地元の方から教わって習得したものです。

野菜作りで何よりもうれしいのは、地域のおとうさんおかあさんたちとの会話のネタが増えたことです

山古志の人たちの暮らしの基盤には畑があって、移住してきた当初は挨拶する人に

「畑する場所はあるのか?」とか「畑するなら言ってね」なんて家の次に畑の心配をされたものです

「地域おこし協力隊員」という何をしているのかよくわからない私たちを明るく受け入れてくださる山の人たちですが

事務所の裏で200株なんばんを育てている。というある意味わかりやすい活動を通して

「200株も!すごいねぇ」と少しずつ認めてもらえているような気もします

また、背丈が伸びず悩んでいると「大きくなるまでは実をつけさせないほうがいいみたいよ」と教えてくれる人がいたり

「水なんて土がカラカラになって葉っぱがしおれるくらいまであげないくらいのスパルタ教育がいいよ」とアドバイスをくれたり…

正直、農作業をするために山古志に来たわけじゃないんだけどなぁ、なんて思っていましたが

老若男女つうじる共通の話題として、神楽南蛮が大活躍してくれているので頑張ってよかったなと思い始めている今日この頃です

7月の大雨で表面の土が流されたり、肥料が根っこに直接当たり枯れてしまったり

毎日、雑草を抜いたり間引きをしたりしている身としては悲しいことも多々ありますが 先日ついに初収穫をむかえ!今までにない嬉しさでいっぱいです

日本農業遺産にも認定された土地でのんびり神楽南蛮づくり!!

困ったことがあれば、周りにいるたくさんの先生に相談もできるので初めての畑作業でも楽しくできそうです(*^_^*)

神楽南蛮

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